もうそろそろ空くころかな?
と思いきや、神宮に向かう道はまだ人で溢れかえっていて上手く歩けない。
右側通行?左側通行?あちこちに向かって人が動いている。
やっとのことで内宮に到達し、ホッとさせてくれたのがおじちゃんやおばちゃんが振舞ってくれた甘酒。
生姜もたっぷり入れてくれて、体が温まる。
帰り道、どこからともなく太鼓の音...
音が大きくなる方へ歩いてみた。
獅子舞だ!スゴく懐かしくて嬉しくて、ずっと観てた。
小さい頃、お正月には地元の商店街にお獅子が来て、子供の頭をパクパクしてくれた。
こうすると頭が良くなって強い子になると...
なったか...???
隣のナーちゃんと着物着て羽根つきしたり、Tさんが凧揚げに連れて行ってくれたり。
大晦日は何ともしんみりした雰囲気で、小さいながらも年の最後の日というのが実感できた。
その「しんみり」をいつも演出してくれたのが「ゆく年来る年」で、昨年の大晦日も自分なりに大晦日の雰囲気に浸ろうと
「ゆく年来る年」をあえて観た。そうでないと、気づかないうちに大晦日が過ぎてしまうような気がしたので。
今ではその商店街に子供は見かけなくなり、獅子舞のような伝統行事も無くなっている。門松を飾る家も少なく、お餅つきもない。
鏡餅はプラスチック。
確かに楽しい年末とお正月を過ごしたのだが、なんか昔のような実感が湧かなかったのはやっぱり行事性が薄れて来たからなのかな?
ちょっと寂しい。